2016年4月に女性活躍推進法が施行され、キヤノン・コンポーネンツは、女性社員の意識向上とキャリア形成支援を実行する行動計画を発表しました。同時に、当社において2016年6月より、女性活躍推進活動を継続的かつ着実に進めていくため、「女性活躍推進委員会」(名称 CCI
VIVID)を設置しました。
企業を成長させていくには、多様な個性や価値観を持った人材を受入れ、お互いに協力し合いながら成長することが不可欠であると考えています。
現在は、女性活躍推進活動に加え「働き方改革」や「働きがい向上」の取り組みとあわせ、「全従業員活躍」をもう一つの柱として総合的に連動し、社員一人ひとりがいきいきと働くことができる会社づくりを目指し活動しています。
身近な存在の女性管理職が、自らの経験やキャリア形成について講演をし、自己の成長を促すきっかけ作りをしています。
仕事経験が豊富で、リーダーシップのある上司の具体的な取り組みや考え方は、なりたい自分をイメージすることができ、自己の課題が意識付けされ、成長につながる取り組みとなっています。
様々なテーマで継続的に座談会を開催し、多様な意見交換を行うことで、「気づき」からの触発・啓発等自発を促す活動をしています。
入社3年~5年目の若手社員向けに、自己理解を深め、経験を振り返り、未来に備えたキャリアビジョン描く研修をおこなっています。
中堅社員となる時期に、自己のキャリアについて考え、自己分析をすることで、強みや興味、仕事に対する価値観を認識し、将来の目標に向けたけたキャリアデザインの手法を学びます。
育児休業の取得期間は、対象の子供が満3歳の誕生日前日までの期間で、取得が可能です。また、短時間勤務制度(小学校3年生修了時迄)や時間単位休暇制度(30分単位で取得可)、傷病休暇制度等、基本法令対応に加え、当社独自のサポート制度もあり、多様な働き方のサポートをしています。
育児休業取得前に、上長面談を実施し、休職中の連絡方法等を事前に確認しておき、会社からの情報を共有できるよう配慮しています。また、不安なく復職ができるよう、通信教育の受講は随時可能とし、自己研鑽の機会の提供や、復職前に上長と面談し業務内容や短時間勤務制度利用等を確認し、職場の理解と社内支援を行い、復職のサポートをしています。
復職後も安心して働ける支援や環境を整え、現在女性育児休業取得率は、100%および復職率も100%と非常に高くなっています。女性が結婚・出産などのライフイベントにあわせた働き方として、仕事と育児の両立を支援しています。
また、職場理解を推進し男性も取得しやすい環境を整備した結果、男性育児休業取得率も5年前に比べ約40%上昇しています。