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健康経営の推進

健康経営宣言優良法人

健康経営宣言

キヤノン・コンポーネンツ株式会社 代表取締役社長 松本知明

キヤノン・コンポーネンツ株式会社は、キヤノングループの行動指針である「健康第一主義」「三自の精神」からなる「キヤノン式健康経営」を実践し、社員と会社が一体となり、社員一人ひとりが心身ともに健康でいきいきと働くことができる職場環境づくりを推進していきます。

健康経営宣言

健康経営推進体制図

キヤノン・コンポーネンツの健康経営推進体制は、健康経営責任者を代表取締役社長、健康経営推進責任者を人事部長とし、人事部・健康支援スタッフ(産業医・保健師)が中心となり各部門が連携して健康経営に取り組んでいます。

健康経営推進活動は、地区安全衛生委員会を活用し、労働組合より健康経営施策に対する従業員の意見等を収集し、情報共有や協議を行い、全社員が参加できる体制を構築しています。

健康保険組合とも連携し、社員の健康支援に取り組んでいます。

健康経営推進体制図

健康経営戦略マップ

【基本情報】

従業員等の男女比率 男性:82.5%、女性:17.5%
従業員等の平均年齢 44.9歳
拠点 本社:埼玉県、営業拠点:神奈川県、茨城県、海外2か国

【戦略マップ】

健康経営戦略マップ

健康経営施策・実績

キヤノン・コンポーネンツでは、社員の平均年齢の上昇、車利用が多いことによる運動不足等が起因となり、健康診断での有所見者が増加傾向にあります。健康課題解決に向けて、活動に取り組んでいます。

1. 生活習慣病対策

健康診断の有所見者に対して、産業医・保健師による面談を実施し、生活習慣改善や治療に結びつけ、ハイリスク者については受診勧奨、就業上の配慮を徹底し、重症化予防に努めています。
特定保健指導は、社内で面談を受けられる体制を整えて、オンライン面談にも対応する等、対象者が受けやすいよう環境をつくり、実施率の向上につなげています。
また、ポイントとなる年齢時に、年齢に応じた健康づくりに自ら取り組めるようe-ラーニングによる教育を実施しています。
●食事
社員食堂では、健康に配慮したヘルシーメニューの提供や、「野菜を食べよう」イベントを定期的に開催しています。産業医による栄養に関する講話を行い、バランスの良い食事や野菜摂取促進を強化しています。
月に1度、食堂業者と社内担当者・従業員との会議を行い、健康な食事の提供につなげています。
●運動
社員の継続的なスポーツ実施のために毎朝「新キヤノン体操」の時間を設定しています。年2回、健康保険組合が中心となって、アプリを活用したウォーキングイベントを開催し、社員の運動習慣のきっかけづくりを行っています。ウォーキングイベントでは、1日平均8,000歩以上達成者への表彰制度、インセンティブを設けて運動の促進をはかっています。併せて、社内でのチーム対抗戦も企画し、コミュニケーション活性化をはかる場ともなっています。
産業医から運動をテーマにした講話やヨガの運動イベントを開催し、社員の健康増進・健康づくりに積極的に取り組んでいます。
●禁煙推進
2016年4月1日より全事業所で敷地内完全禁煙を実施し、所定労働時間の喫煙も禁止することで受動喫煙防止を図っています。受動喫煙の防止に積極的に取り組んでいることが評価され、埼玉県より受動喫煙防止対策実施施設として認証されています。
また、キヤノン健康保険組合と連携し「禁煙プログラム」を推奨することで喫煙率低下に努めています。

生活習慣病対策
目標 2022年 2023年 2024年
定期健康診断受診率 100% 100% 100% 100%
ハイリスク者のフォロー率 100% 100% 100% 100%
ハイリスク者の治療継続率 100% 100% 100% 100%
適正体重者の割合 70% 60.6% 60.3% 59.1%
特定保健指導終了者 90% 76.0% 76.1% -
喫煙率 25%以下 27.9% 28.0% 26.8%
朝食を摂取している者の割合 80% 76.7% 75.6% 75.2%
適正飲酒としている者の割合 80% 76.9% 76.7% 76.9%
運動習慣がある者の割合※1 50% 15.0% 16.9% 18.5%
睡眠による休養がとれている者の割合 50% 36.7% 37.2% 36.0%
ストレス発散やリラクゼーションの方法がある者の割合 80% 75.9% 75.5% 76.1%
ウォーキングイベント参加率(春/秋) 50% 36.3%/38.5% 44.5%/49.4% 51.3%/54.3%
  • ※1 週に2回、1回あたり30分以上の運動を実施している
埼玉県認証
埼玉県受動喫煙防止対策実施施設「敷地内禁煙」認定書

2. がん対策

厚生労働省が実施する「がん対策推進企業アクション」の推進パートナー企業として、がん対策に取り組んでいます。
日々のがん検診受診率向上への活動に対し、2023年度から2年連続でがん検診対策推進優良企業として認定をいただきました。
また、年齢に応じたがん検診の費用補助、がん検診予約会の開催、がんに対する産業医講話を行うなど、がん検診受診率向上にむけた施策に力をいれて取り組んでいます。

目標 2021年 2022年 2023年
がん検診受診率 40歳以上
70%
58.7% 68.6% 75.5%
がん対策推進企業アクション がん対策

3. メンタルヘルス対策

ストレスチェックでは、毎年95%以上の受検率を維持し、社員一人ひとりのセルフケアに活用し、高ストレス者に対しては医師面接や健康相談を行っています。集団分析をもとに人事部門と連携し組織支援や研修を行っています。
定期的に階層別研修や産業医講話にて、メンタル不調への予防に取り組んでいます。
また、円滑な職場復帰に向け、キヤノングループ統一の復職支援プログラムに基づき、産業医・保健師・人事担当者・職場管理職などが連携してケアを行っています。

2022年 2023年 2024年
管理職研修受講率 - 100% 100%
ストレスチェック受検率 97.6% 97.7% 98.9%

4. 組織の活性度

管理職教育を行い、従業員がいきいきと働くことができる職場環境づくりを推進し、エンゲージメント向上に努めています。

2022年 2023年 2024年
測定人数 1,023 999 968
アブセンティーイズム(※1) 4.5日 4.7日 5.9日
回答率 100% 100% 100%
プレゼンティーイズム(※2) 85.0% 84.7% 85.2%
回答率 100% 100% 100%
ワーク・エンゲイジメント(※3) 2.7 2.3 2.5
回答率 100% 100% 100%

定期健康診断の問診にて全社員を対象に実施(雇用時健診は除く)

  • ※1 昨年1年間に自分の病気やけがで仕事を休んだ日数の平均値。(健康診断の問診で社員に聴取)
  • ※2 病気やけががないときに発揮できる仕事の出来を100%として、過去4週間の自分の仕事の評価の平均値。SPQ東大1項目版。(健康診断の問診で社員に聴取)
  • ※3 「仕事をしていると活力がみなぎるように感じる」「自分の仕事に誇りを感じる」の各回答を4段階で評価し、その平均値。4.0が最もポジティブな心理状態。(健康診断の問診で社員に聴取)
    2024年よりユトレヒト・ワーク・エンゲイジメント尺度超短縮版3項目の平均。

5. ヘルスリテラシー向上

生活習慣病、メンタルヘルス、禁煙、がん予防等の講話を定期的に行い、健康リスクや対処方法を自ら学ぶ機会を設け、自発的に健康づくりができるよう取り組んでいます。管理職向け教育も行い、社員のヘルスリテラシー向上への取り組みを実施しています。

女性特有の健康課題への取り組みとして、産業医講話、保健師による女性向け講座を開催しています。

2024年
女性施策参加状況 女性社員の20%
女性施策参加者の満足度 100%が満足、やや満足と回答

6. 感染症対策

新型コロナウィルスを含めた感染症の対策に取り組んでおり、インフルエンザ予防接種を社内で実施しています。
海外出張者と赴任者には、必要な予防接種を受けられる体制となっています。

7.熱中症対策

熱中症対策として、こまめな水分・塩分補給や涼しい休憩場所の確保、作業前の体調確認を行い、安全に作業できるよう職場でも管理を徹底しています。
社内での緊急連絡先ルートを周知徹底しており、体調不良者が発生した場合には速やかな対応ができる体制を整えています。

8. 労働災害対策

労働災害を発生させないために安全衛生研修を行っています。
リスクアセスメントの実施と効果的な活用により労働災害の未然防止に取り組んでいます。

目標 2022年 2023年 2024年
労働災害関連の死亡数 0件 0件 0件 0件

労働時間と休暇取得状況 →こちら